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第1回.1000万円貯まりましたでしょうか? ※下記は2003年2月以前です。2003年現在は、「最低資本金規制の特例」により、1円資本金の株式会社が設立できます。ただし、いろいろとチェック事項がありますのでお気を付け下さい。詳細は経済産業省のこちらのページへ。(http://www.meti.go.jp/policy/mincap/index.html) 株式会社設立にはご存じの通り、1000 万円必要です。1000 万円無い方は、個人事業主、合資、合名、有限で集まるまで貯めるのが宜しいかと思います。(もちろん、他の方法でも良いと思います。)1000 万円自己資金で集めなくても、他人資本による出資を仰ぐという方法もあります。ただ、他人資本の場合は、オーナー権をとったほうが運営上(というか精神上かもしれません?)楽ですので、51 %分は用意したほうがいいかもしれません。51 %分というと 510 万です。残りの 490 万は他人資本でも構いません。(別に株主さんとの関係が良好であれば、数%でも良いのだと思いますが、最終的には資本の論理が働きます。) ・・・・ということで集まりましたでしょうか?あ、まだ無いでしょうか?目標を決めて、ゆっくり気長に行えば数年でお金は貯まると思います。へんなプライドでハコにこだわって「株式」を無理して作る必要は無いと思います。お金を貯める方法を覚えることは後々役に立つと思います。さて、他人資本が入る場合ですが、ビジネスプラン(事業計画書)を書いて投資家、エンジェル、縁故をあたるのが良いかと思います。ビジネスプランはビジョンを語りますが、過去どういう経験(プロセス)があって、どういうビジネス(サービス)を考えていて、どういうマーケティングシナリオで、どうやってビジネスを世に問うか、くらいは説明できると良いと思います。最近は日本でもエンジェル投資が活発になってきておりますので、いくばくかの投資がいただけることもあります。ビジネスプランの作成のサポートはウチでも可能ですが、ここでは長くなるので、後述します。とりあえず、1000
万円、ゼイゼイ言いながら、あつまったと仮定して、話しを進めます。 株式会社設立にあたって、まずは、代表取締役(通常、自分)、取締役、監査役になっていただける方のあてを決めておきましょう。どなたも役員さんになっていただけませんと、株式会社は設立できません。信頼でき、腹を割って話せる方にお願いしたほうが良いと思います。また、役員さんには経営責任というのが存在しますので、充分説明されることをお薦めいたします。ここでは、取締役、監査役の責任について、はしょりますが日本の商法に置ける取締役、監査役の責任はたいへん重いです。取締役は無限責任をおいます。あくまでも例えばですが、代表取締役の横暴で本来責任の及びそうの無いような自体が発生した場合、同じ会社に席を置く、取締役や監査役には同じような責任をおいます。リスクがあるので、外国人の方に日本の商法においての責任を説明すると、およびごしになってしまいますね。取締役、監査役になっていただく方には、コーポレートガバナンス、ディスクロージャー、インベスターリレーションズなどについて、代表者が説明するか、詳しい本があるので一読をお薦めするかたちが宜しいかと思います。 また、自己資金100%で設立した会社以外、いわゆる他人資本が数%でも入った会社は既にパブリックになり始めているとお考え下さいませ。 さて、その次は商号を決めて下さい。商号を決定しましたら、管轄法務局にて商号調査を進めることをお薦めいたします。商号調査にて類似商号が無い場合は、印鑑の作成をはじめて下さい。印鑑は代表者の印鑑、銀行用の印鑑、角印があればとりあえず、進めることが出来ます。
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