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第1回.簡易裁判所に行く(UP:1998/6/1) 少額訴訟はとある書類には通常の訴訟提起と同様訴状を作成して、裁判所に提出する必要があると書かれています。では実際どうするのでしょうか? 思い立ったら吉日で、某簡易裁判所にでかけました。某簡易裁判所に到着し、フロアにて少額訴訟についての窓口というものがあるだろうと、素人考えでうろうろ歩き回ってみました。ところがそんな窓口はありません。フロアの中は広く、ぐるっと見回すと壁に案内板がかけてあります。案内板に近づき、「少額訴訟」の文字が出てないものかと探していました。探していると、近くのソファーに腰掛けている人の話が聞こえてきました。 穏やかな声で「いきなりかえせっていってるわけじゃないのよ。」と中年の女性の方 一呼吸置いて「・・・・すいません。」と若い男性の方 訴訟中の原告さんと被告さんでしょうか?和議の最中かもしれません。こういう話を近くで堂々とされると変な感じがします。 「どれどれ。もう少し・・・。」と聞き耳を立てようかと思いましたが、ハッ(*_*)と我に返り、最初の目的を思い出し遂行することにしました。案内板から「少額訴訟」という文字を丹念に探し始めましたが、案内板の文字は私の頭では読解不能の漢字の羅列です。 「全然、案内板の役割を為してないな。」と自分の勉強不足を棚に上げて、私でも読めた総合問い合わせの窓口にいくことにしました。(^^ゞ この窓口は問い合わせにきた内容と自分の姓名を書面に記載し、カードを受け取り順番を待つという、銀行と同じようなかたちがとられています。まわりに貼られている案内やポスターには『簡易裁判所はこれからわかりやすい内容を目指していく・・・云々』というようなことが書いてあります。「それはいいことだな。」とうなずきながら問い合わせの事項を書くためにペンを走らせました。 書類の必要事項を埋めて数分後、私の番になりました。 「すいません。少額訴訟について伺いたいのですが?(^^ 」と私 「問い合わせの書面を見せて!!(-_-メ)」と係りの人。最初からなぜかキレてる。 「金額も 30 万円以下ですので、少額訴訟がいいのではないかと考えてきたのですが。」と私。 「それはこちらが決めることです!!(-_-メ)」と係りの人。まだキレてる。 「じゃ、書類を見てください。」と私。 書類には、相手の住所がわかっており(相手の免許証のコピーもあった)、請求書が存在しており、簡単な商取引であり、金額が 30 万以下である、と最初から少額訴訟を見越した内容で記載してあります。 「・・・うーん。」と係の人。キレは納まったか? 「(早く少額訴訟の段取りを教えてくれないかな。と思いつつ)どうですか?」と私。 「あんた誰?」と係りの人。 「は?(・_・)」(私)。あまりの発言の脈絡のなさに時間がとまりました。 「あなたは誰かと伺っているのです。(-_-メ)」と係りの人。 3 速にギアが入りキレ度アップ! まったく、話が読めません。書類には自分の姓名を書く欄があり、しっかり私は記載しました。
この 2 通りと読み、 「そんなことじゃなくて、あんたの商売の業種とか、商売の内容とか、どういう仕事をしているのか、役職とか、部署とか、あんたは何者なのかとか、要は人となりを聞いてるんです。(-_-メ)」と係りの人。キレ度絶好調! 5 速。 しばし、私も呆然・・・ 問い合わせする人の「人となり」が必要とは知らなかった。 ややこしくなりそうなので私は何にも反論しないで係りの人の質問に答えました。(ま、本来はこの係りの人が判事さんでもなく、ましてや訴訟を始めてもいないのに「人となり」を伝える必要はないですが・・・。) 「少額訴訟には書類は何が必要なんですか?それだけ教えてください。他はいいから。」と私。 「・・・あのね。それはこちらで決めることです!!」と係りの人。 あまりにも声を出すものだから後ろとおってる別の係りの方もびっくりしてますって。(^_^;) このあとも、わけのわからない話に巻き込まれましたが、それでも我慢して聞きだしたのが次《第2回.少額訴訟について。》です。 《第2回.少額訴訟について。》
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