※800×600ピクセルで最適化されています。

異なるブラウザいずれでも閲覧できますか?
※すでに理解しているという方は読み飛ばしてください。(作成:1998/8)

 

●ブラウザの種類

ご存知のようにブラウザによってホームページの表現は異なります。   

代表的なブラウザは

  • マイクロソフト社のインターネットエクスプローラ3.X、4.X
    (Internet Explorer)
  • ネットスケープ社のネットスケープナビゲーター3.X、4.X
    (Netscape Navigater)

ほぼこの2社でブラウザの市場は占められております。Web制作者ならびに、Webの制作を外注する企業はこの2種類のブラウザできちんとWebサイトが表現されているかどうかをチェックする必要があります。   

 

●どのように表現されるのでしょうか?

バージョンが上がればそれに伴い、表現技術も上がります。しかし、ユーザのPCが古い場合であったり、インストールが面倒であるといったことにより、市場に出回っているブラウザより一つ前のブラウザを使用しているユーザもいます。古いブラウザを使用しているユーザには最新ブラウザの最新技術(Dynamic HTMLなど)を利用しても閲覧できなく、インターネットユーザには不親切な表現になります。Webを制作するのであれば、古いブラウザを使用しているユーザに配慮したやさしいWebを作成されたほうが良いです。特にインターネットエクスプローラ3.Xユーザのことを注意する必要があると思います。インターネットエクスプローラは、企業にWindows95が普及したと際に多くのPCにプレインストールされていました。その後インターネットエクスプローラ4.Xが登場しましたが、4.Xへのバージョンアップでの不具合があったことは記憶に新しいです。企業は不安定なものに対して無理に導入しようとはしません。このことがいまだに3.Xでの使用を続けさせている原因の一つです。企業での使用はまだまだ残っていると考えたほうが良いです。インターネットエクスプローラ4.Xへの移行は企業にWindows98(Windws2000)が浸透した後のことになると思われます。

また、インターネットエクスプローラ3.X、ネットスケープナビゲータ3.Xのユーザは、約23%存在しているとのデータもあります。(日経マルチメディア1998年8月号)

以下はどのように表現されるかを示したものです。

一番目に付くのがBGCOLORの設定が無いものです。BGCOLORの設定が無いと以下のように表示されます。

インターネットエクスプローラ3.Xではどう表現されるか?

ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 移動(G) お気に入り(A) ヘルプ(H)   


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A
フォント


メール

e

アドレス 

<サンプルページ>

この部分は今灰色に表示されているのではないでしょうか?通常ここはBGCOLORの設定をしますが、BGCOLORの設定をしないとインターネットエクスプローラ3.Xでは灰色のままです。

有名な例ではYahoo!のページの全てがBGCOLORの設定がないため、3.Xでは灰色に表示されています。

(※これはサンプルですのでどのブラウザでも灰色に表示されるようにしてあります。)  

上記の部分はBGCOLORを白にするのが望ましいでしょう。それには

-------HTML始まり---------

<HTML>

<HEAD>

<TITLE></TITLE>

</HEAD>

<BODY BGCOLOR="#FFFFFF">

-----------ここまで---------

↑上記赤の部分のようにBGCOLORを記述する必要があります。

すると以下のようにどのブラウザでも本文部分が白になります。これだけ簡単なのに、すべてのWebに浸透していません。なぜでしょう?

インターネットエクスプローラ3.Xではどう表現されるか?

ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 移動(G) お気に入り(A) ヘルプ(H)   


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A
フォント


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e

アドレス 

<サンプルページ>

ここの部分の背景は今白色に表示されているのではないでしょうか?(※ここではサンプルとして白を選択していますが、背景色は文字の色にあったものを入れるのがベストです。)

 

壁紙を張っているページが、BGCOLORの設定をしないでそのままにしている場合がありますが、インターネット上でページを表示する場合、まず背景が表示されます。その時、灰色に表示されるのは、見た目上美しくありません。また、オフラインで画像を保存しながら見ている人のことを考えると、BGCOLORを入れておくのが親切です。

インターネットエクスプローラ4.X、ネットスケープコミュニケータ4.X以降はBGCOLORを設定しないものはすべて「白」に表示されます。そのころになれば、BGCOLORの設定というような細かい作業はしなくてもよいのかもしれません。

 

●マルチメディアブラウザの登場

Webを作成している方なら当然知っている事項であると思いますが、今後は動的なブラウザ、いわゆるマルチメディアブラウザの時代がくると思われます。マルチメディアブラウザは動画、静止画、音声、テキスト、を同時にブラウザで表現可能です。動画部分をクリッカブルにしてスポンサーなどのWebにとばすこともできます。従来のブラウザとは異なり、あたかもCD-ROMコンテンツを閲覧していること同じことが、インターネット上でも可能となります。マルチメディアブラウザの登場により、通信と放送、いわゆるメディアの融合が急速に進みます。インターネットユーザはテレビを見ているのかインターネットを閲覧しているのか境界が無くなっていきます。

当然、次のステージのブラウザ競争になるため、各社開発・製品化が始まっています。もっとも市場をとるのはMSのNetShowではないでしょうか?MSはOSとともにブラウザを融合させることが可能ですので。Real NetworkのRealSystem G2も注目されているので、マルチメディアブラウザは今後花盛りになるのは間違いありません。今後作成ツールが続々出ると思われますが、標準がどれになるかを見極める目が必要になります。

 


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